生か死か ー 広告に見る企業の明暗 ー

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企業の大型倒産が相次いでいる。かつては「国策企業」とさえ称されたGM社や、「黄色い巨人」とさえ讃えられたコダック社。そして、行政機関であるデトロイト市やサンバーナーディーノ市。果てはギリシアやアルゼンチンのような、歴とした一国でさえも”倒産”してしまうこの時代。生き残る企業と死に絶える企業、その差はどこにあるのだろうか。本項では、そうした企業の死線を分ける要因を、主に広告という観点から検証した。


検証1 生き残る企業の広告 ボルボ社の社長

生き残る企業の広告、その実例として、まず最初に見てほしいのが、なんと言ってもスウェーデンの自動車メーカー「VOLVO社」の広告だ。このCMに登場している人物、一体どのような職業の人に見えるだろうか。俳優、スタントマン、タレント、現場の人、一般人…否そのどれでもない。驚くなかれ、なんとCLAES NILSSON / PRESIDENT VOLVO TRUCKS(ボルボ社の社長クロス・ニルソン氏)その人なのである。

社長自ら出演するこのCMで一体何を訴えているのかというと、自社商品に利用されている部品の強度が本物かどうかを、体を張って実証しているのだ。氏が右手に持っているもの、それはボルボ社の新商品であるトラックに使われているフックの実物だという。鋳鉄(ちゅうてつ)製で約32トンまでの重さに耐えうることができるものだというから驚きだ。

だが、驚くのはまだ早い。氏が立っている場所、それは映像を見てもお分かりのように、海の上なのである。このCMが何を伝えたいのかもうお分かりだろうか。自社の商品であるトラックを、同じく自社商品であるフックに引っ掛けてクレーンで海の上に吊るし、その上に社長自らが乗って自社商品の安全性を真剣に実証しているのである。

もし、ボルボ社の商品の安全性が偽装されたものであった場合、社長もろとも海の底に沈み、命がなくなることは言うまでもない。ボルボ社は、1927年創業の約1世紀近くの歴史を誇る世界的企業だ。ここまでのことをせずとも、そのブランド力だけでやっていけるのかもしれない。

しかし、ボルボ社はその歴史や知名度の上にあぐらをかくことなく、社長自ら自社商品の安全性を実証するために今日現在においても命を懸けるのである。だからこそ、多くの顧客からの信頼と支持を勝ち取り、生き残り続けているのではなかろうか。それはたとえ、国策企業や国営企業はもちろん、国家が”倒産”しても、である。

さて、次の映像では、同じボルボ社が公開する他のCMについてさらに詳しく検証することにしよう。


検証2 生き残る企業の広告 ボルボ社の技術者

生き残る企業の広告として、次に見てほしいのが、同じボルボ社のCMだ。地面に埋まっている人物、一見すると何らかのジョーク映像のコメディアンのように見えるかもしれないが、歴としたボルボ社の男性エンジニア(現役社員)なのである。

彼は今、このCMで何を訴えているのかというと、自社の商品であるトラックの地上高が常に一定の高さを保っているということを実証するために、地面に埋まっているのだ。

トラックの地上高は300mm。男性の頭は275mm。もし、トラックの地上高が少しでもブレたら、男性の頭はもげてしまう。トラックと男性との間は、わずか25mm(2センチ5ミリ)だ。

さあ、トラックがこちらに近づいてきた。男性の頭を通り抜けてトラックは見事通過。もちろん、男性は無傷で笑顔さえ浮かべている。もうお気づきのとおり、ボルボ社のトラックの精度は、このような形で実証されたのである。


以上が、「企業の死線を分ける分岐点」だ。生き残る企業、それは広告においても常に命を懸けて実証を行っていくということがお分かりいただけただろうか。さて、本作ではこれから生き残ってゆく企業に最も求められる「実証広告」の具体的な手段としてアフィリエイト・SEO対策FC2アフィリエイトの利用を推奨している。そのためにはFC2IDが必要なので、まだ無料登録していない場合は、今すぐ下記より登録しておこう。

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